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2007年10月23日 (火)

蜂の一刺し

「蜂の一刺し」といっても、ロッキードやダグラス・グラマンのことではない。

私は田舎者である。
田舎者故に接したある事柄のことである。
【なお以下に「田舎」と「都会」と類型化した表現をするが、これは私個人の印象のみによるものであり、地図上で一般に「都会」・「田舎」とされるところに住んでいる人がすべて以下の記述に当てはまるとは毛頭考えていないことをお断りしておく】

私の出てきた田舎社会では「控えめ」に生きることが善しとされる。
殊に「公」とか「格上」に対しては遠慮することが多い。
別に遠慮したからといって、なにか良いことがあるわけではないのだが。
したがって、一般に「公」的サービスを要求することを躊躇する空気がある。
しかしながら、この世において公的サービスをまったく受けずに暮らすことはできないし、そのサービスが万全でありえないことも当然である。

都会の人々なら、そのサービスに問題があると感じたときには、理の有無を問わずサービスの提供元への改善要求を躊躇わないであろう。だからこそ進歩が生まれるという見方もある。
しかし、田舎では、要求をする前に理が我にあるかを考えてしまう。
理が我にあること(相手の責任範囲の事柄であること)を確信するまで、相手に対する要求を抑えるのである。
ではどうするか?田舎の中のさらに狭い空間(親類・知人)で相談するのである。
不思議なことに、相談していくうちにその問題のプロもしくはセミプロが見つかってしまうのである。たいていの場合、ここで見つかったプロ(セミプロ)で事が解決してしまう。
そこで解決できなくなって、はじめて「公」に頼るのである。

前置きが長くなった(前置きが本文になるかもしれない^^;)。

ある日、帰宅してメールを開くと「固定電話が使えなくなった。IP電話は使えてるんだが、どうしたらよかろう?」という問い合わせが入っていた。
都会の人なら、私ごときにメールする前に電話会社のいずれかに速攻抗議の電話を入れているだろう。
しかし、田舎である。私見つかってしまったのだ。
見つかってしまった以上、知らぬ顔は出来ない。

メールの内容から、障害の仮説を組み上げ、検証の方法を考える。
そして、障害が現に起きていることを、こちらから電話して確かめる。
不通だ…しめしめ。

ここまでやって、メール相手に電話をかける。んで以って、検証用に電話機等々の接続変えをしてもらい、検証のやり方を説明して待つことしばし…。
結果の電話が来た。結果は仮説を裏付けた(…と、このときは思った)
で、障害となっている電話会社の故障対応窓口の電話番号を伝え(電話会社の故障受付は、固定電話からと携帯からとで窓口の電話番号が違うことがある)一件落着。

…翌日「直ったよ」とのメールを受信。しかし、原因は予想とまったく違っていた。
…予想では電話局の中での故障だったのだが…
判明した原因は、「電話線が蜂に刺されてたぁ」とのこと。
蜂に刺されてできた穴から湿気が入って電話線が錆びていただと?

まったく…どんな田舎じゃ…

しかし、電話会社の保守員さん…大変だったろうなぁ…
多分、出動指示を受けてから、ン時間かけて夜中の山道を走ってきて…故障場所は、昼間にならなきゃどうしようもない場所で…
本当にお疲れ様でした…

蛇足:対人口比では田舎のネット環境は意外に良い場合がある。なにしろ、そこにしか人のいない集落の真ん中に電話局があるのだから…ADSLで10Mオーバーなんてのは当たり前なのである。もちろんFTTHは夢の世界だけれど、安かろう○かろうの世界から持ってきた機械を使って、しばしばトラブルを起こしている最近流行の方式よりも、良いものは高くて当然という時代の枯れた技術の機械を使った方式を選ぶのも、選択肢としてはありだと思う。

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