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2007年11月 5日 (月)

夜会(DVD版)2/2の感想

中島みゆきの夜会vol.7 2/2

DVDは時間がかかるので、持ってはいてもなかなか通しでみることはできない。
でも、CDに載ってない佳曲があったり、CDとは別のアレンジがあったりするので面白い。
本編も通しで見るのは久しぶり…^^;

前半は、現在と近い過去のカットバックの連続。
これが伏線になって後半の展開が納得できるのだが、これを舞台でやったことにまず脱帽。
DVDだとロケの映像も入るからついていけるけれど、舞台では演じる方も見る方も大変だったろうなぁ…また、こういう演出を具象化できる大道具を作るのも…。

前半部では場面の切り替えに入る「TOURIST」が聴き所かな?
最初はもう目一杯能天気なアレンジ、それが進行にしたがってだんだんマイナーなアレンジに変わる。
それがシナリオでの事態の深刻さを伝えてくるしかけになっている。
それに輪をかけるのが「一人旅のススメ」…これも曲自体は明るいのだけれど、一種【ヤケッパチ】な空気をそこはかとなく漂わせている。

後半に入って、ヒロインがそれまで持っていた繋がりを断ち切られてしまう場面に入る。
そして、最後まで拠り所にしていた物まで手放す(過去と絶縁する)決意にいたる。
ここで流れる「竹の歌」…日~WINGS~で聴いたときに感じた、明るい曲調なのになんか暗い印象が納得できる。
このシーン、それまでの拠り所としていた場所から拒絶され、絶望にいたるところの映像が見事と思う。
ただ、単なる絶望ではなく、自分が本当に望んでいたことはなんなのか?という問いかけとその一次解がこの歌にこめられているようだ。
それが「紅い河」へつながっていく。自分の思いはどうあれ、滔々と流れる河の流れにのっていくしかない諦めという一次解。

過去を諦め拒絶しているから、最後の逆転による「幸せになりなさい」が効いてくる。
この曲は、優しい歌い方で初期の楽曲に似ている。その優しさが涙を誘う。

…しかし最後に幽霊がでてくるとは思わなかった。それもとっても陽気な幽霊が…

DVDはレンタルなどでも見つかりにくいと思うので…

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