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2007年11月 1日 (木)

「自己責任」

飲み屋での会話から…

飲み屋の常連のある人から「Tさんは『自己責任』という言葉をわかってる人だよ」と褒められた…ようだ(なんせ、酔っていたzzz)

しかし、「自己責任」ってなんだろう?
よく判らない言葉である。

「責任」という言葉を使う場合には、『「誰が」「何に」「どのように」責任をとる』という使い方が一般的であると思う。
とすると、「自己責任」というのは、「自分が」「自分に」「自分に属するなにかを以って」責任をとるということではあるまいか?
「自己」という単語が付いた瞬間に「責任」は個の内部に局限された言葉となる。
「自己責任」という言葉は、自己に対してのみ発することが許される言葉ではないか。

よく判らないのが、この言葉が「他人」を批判するときに頻繁に用いられること。
他人に対して、その他人の所為を「自己責任」と批判する。
そのとき、この言葉を発した人は、それを投げつけた相手に対して己が神のごとき存在と錯覚しているとしか思えない。それとも「自己」と「他者」というものの関係を無視できることが許されるような(ある種)甘い世界しか知らないのか。
他人がいてくれるからこそ、人間は社会的動物足りえるのに…。

不思議なことに、この言葉を他人に対して発する人が、己の行為について「自己責任」と言ったのはあまり聞かない。これは、この言葉を他人に用いる人たちが、如何に他人を無視して存在しているかを示しているようだ。

最悪なのが、何年か前にイラクで反米組織に拉致された民間人に対して、日本政府の内閣官房長官がこの言葉を用いたことである。そして、その後(その以前からかも?)財政関係の大臣がこの言葉を濫用するようになる。
私の論理では、これは政府が国民を無視するという態度の表明になってしまう…。
あろうことか、当時の内閣官房長官が今の総理大臣なのだが…。

20年以上前に取得したパスポートの見開きには以下の文言が記載されている。
「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。日本国外務大臣」
ひょっとして、今のパスポートの見開きはこんな風に変わっているのだろうか?
「本旅券の所持人は日本国民であることを証する。日本国外務大臣」

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