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2007年12月30日 (日)

やや違和感-マガジン9条

巡回先に「マガジン9条」というところがある。
憲法9条を守ろうというネットワークのひとつである。

ここの最新号で、小林節さんと伊藤真さんという法律家の方の対談が掲載されていた。
小林さんは元々改憲論議を積極的に進めるべきという立場で、自民党の勉強会の講師などもやっておられた方である。但し、今年政権を投げ出して遁走した人が提唱した改憲論議の方向には異を唱えている。
伊藤さんは「マガジン9条」で、憲法塾というコーナーを担当されている。

今回の対談記事は短期連載の第1回目、今年強行された国民投票法から改憲論議の是非について、そもそもの基本論について語られている。

そのこと自体は良いと思うし、どんどんされるべきだという事に異議はない。
ただ、ちょっと気になった点が…

小林さんが繰り返し強調されていたこと
「憲法について、政治家を含めて、しらな過ぎる。その責任は、憲法を教えてこなかったいわゆる護憲派の教育者にある」

ちょっと言いすぎじゃないか…と思うのだ。
小林さんは大学の教授としての経験からそう言っているのだとは思う。
しかし、現実には、私などは田舎の公立中・高での教育現場で彼の認識と反対の教育を受けてきた。
それが、小林さんの視野に入っていないのは何故か?
それは責任を教育現場に限定する、彼の認識の限界じゃないか…
おそらく、大学に入学してくる学生の基礎知識の無さに慨嘆しているのだとは思うが…

憲法の基本を教えてくれた先生たちが、学校を取り巻く社会(世間)の中でどれだけ奮闘していたかを、私はある程度見聞している。

世間から異端視されながら。こつこつと実践を積み上げて…法学部に進学した私の同級生で、自分が進学して大学の基礎教育部分を既に修了していたことに気づいたなんてのもいる。
その同級生は、高校の頃は、教師の言うことなんて…と親の受け売りで小馬鹿にしていたのだが…。

結論を言おう。
小林さんの言い分には、無責任を感じるのだよ
世間なんてのは、けっこう権威に弱いのだ。
六大学の大学教授なんて肩書きは有効なのだ…
自分は実践してきた…と彼は言う。
それなりに有効だったのだろう。
しかし、世間に対してどれだけ、本来ご自分のもつ力を発揮してきたのか…

まぁ、それは私も含めた世間の中にいる者の一人一人が責任を持たなけりゃいけないのだが、私たちに「お前たちが無責任だから…」というがごとき言葉を投げるのなら、もっと別の言い方があるだろう…
法律の専門家なら…
例えば、教え子が教鞭をとっている田舎の町に出かけていって公演をばしばしやる…とか。

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