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2007年12月21日 (金)

のりが悪いと言われても

今回、私も偶々2回(但し同じ演目(;_:))で観る機会をいただき、記事にしているわけだが…
「中島みゆきコンサートツァー2007」については、いろんな方がいろんなことを書いている。

その中で、ちょっと気になった言説がある。
思いっきり要約すると、「ロックなんだから、みんな立ち乗りしろよ」というもの。
ばかばかしくて、URLは記録していないので印象操作とかなんとか言われるのは承知のうえで…。

このブログを始めた頃、ロックというものを良く知らないことは明言した。
しかし、ロックンロールというものの由来が既存秩序への反逆の表明にあることくらいは知っている。
だから、こういう言説には脊髄反射的に
「そりゃ違うだろ?」
と思ってしまうのだ。

まず、既存秩序の強制への反発がロックンロールとして表現されるのだからして、その表現形式は各個人の自由であるべきだという主張が、この言説からは感じ取れない。
むしろ、既存表現となってしまった立ち乗りに囚われてしまった自分のあり方を他人に強要するがごときは、演奏者や他の観客に対する冒涜とさえ思うのである。

それだけなら、あえて記事にするまでのことではないが、この種の言説がこの世の中にまかり通っていることに危機感を覚えるのだ。

例えば、昨年の今頃強行された教育基本法の条文変更。ここで変更されたのは「個の尊重」から「全体への奉仕」という基本概念であるのだが、それに対する反対は大きな動きとなる前に潰されている。それを潰した原因のひとつは、上記のような草の根保守思考が「お上にさからうな」とばかりに、反対派に襲い掛かったことにあるのではないか…と。
それにより反対の声を飲み込んだ人が(私も含め)多かったのではないか…と邪推するのである。

自分がFreeであることを求めるから、他者のFreeも許容する。
言葉で言うのは簡単だが、実践は困難…困難なるがゆえに追求することに意味を持つ。
それがロックではないのか…と改めて思う…。

その意味では、中島みゆきという人がロッカーだというのは正しいと思う。
ボブ・ディランやジョーン・バエズといった先達につながる人として…

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