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2007年12月 2日 (日)

想像力

前記事をTBさせていただいたgegengaさんのところのコメント欄で拝見した内容から考えてしまった。

想像力というものを殺すこと、これが所謂「勝ち組」に這い上がる条件とされているのではないだろうか?

先の記事にあげた厚生労働大臣は最高学府で教鞭をとっていたという。
ある意味で「なるほど」とも思う。
これまでの彼の言動
・立場の弱いものへの蔑視(業務委託先(地方自治体)からの抗議への「小人」発言)
・できもしないことを公約に掲げておいて、いざとなると遁走(記録漏れ調査の件)
・言葉のすり替え(サービス残業推進法=ホワイトカラーエグゼンプション→家族団らん)

こういうことを教えていたのね?
思うに、上記言動は彼の「事がうまく運ばない事態」に対する想像力の欠如を示している。
「自分の立場があっち側だったら」という想像力がないから、立場の弱いものへの蔑視を言動に表すことに不審を感じない。
うまく事が運ばなかったときの対策を用意していないから、いざとなったら逃げるしか無い。
問題の原点をを理解していないから言葉のすり替えでごまかせると信じている。

おそらく、彼一人の問題ではないのであろう。
残念ながら、その教育の効果は私の住むこの社会に浸透してきている。
高学歴者の想像力が落ちている。
それは現在の職制のなかで彼らの出世が早いためもあって見えやすい。

今で言う特定派遣から、いくつか職場/会社を経てきて思う事例。
大きな会社になるほど、KY(危険予知)が形骸化している。
「ここがうまく動かなかったときは…」という想像力を働かすことが【悪】とされる。
そういう発言や行動をする毎に、上から疎まれる。
…で、たまたまKYでも漏れてトラブルが起きると、「KYができてない=たるんどる」と言われる。
言われた方はたまったものではない。それまで一所懸命考え努力してする行為を否定し続けてきた野郎から言われる筋じゃねぇ…となる。
しかし、言う方(上)がその立場に行き着くためには、さらにその上から同じように努力を否定され、そのことに疑問を感じなくなっているのである。
さらに問題に思えるのは、高学歴であるほど、想像力の翼を広げなくなっているように見えることである。むしろ、低学歴で現場の叩き上げの人のほうが、愚直とも思えるほどにKYに取り組んでいる。ただ、こういう現場の人は作文が苦手なので「ノウハウ」が周囲に見えていないという欠点があり、その一点においてのみ、高学歴者のプレゼン能力に引けをとる。

特に、サービス系の会社組織でこの傾向は顕著に顕れる。
さすがにメーカーでは、結果が上からでも下からでも明確に顕れるため、こういった傾向はまだ少ないようではある。

なお、高学歴者の中でも、さすがと思わせる人がいないわけではない。
ただ、そうではない人が最近増えてきたというだけのことではある。
ではあるが、将来に禍根を残すことがなければ良いが…と思う。
事が教育に関わっているだけに、影響が広がりすぎてからでは手の打ちようがないのだから。

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