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2008年2月

2008年2月28日 (木)

師の言葉

もう数十年前の話になるが、中学・高校の恩師たちの言葉で印象に残っているものを振り返ってみる。
その言葉は私の頭の中にしか無いものである。よって、私の記憶の中で変形してしまっている可能性があることをあらかじめ明言しておく。

・「法律とはなにか?
中学の社会科の定期試験の問題文。
たぶんこんなの書いて○だったような↓
「社会を維持するための必要最低限の規制。必要最低限のことしか書いていないのだから、法律さえ守れば後はなにをしても良いということにはならない。より良い社会を維持するためには、法律に明文化されないモラルによる規制が必要である。」

・「理系を選択した君たちだからこそ、今のうちに歴史を学んでおかなければならない。
高校での社会科教師の言葉。文脈としては、公害を生み出すのも、それを直すのも理工系の人間の所為による。理工系を生きる道として選択するなら、文科系より若い頃から社会に直接触れることになるというような話の中で出てきた言葉だった。

・「事実を以って真実を語らしめよ
高校のクラブ顧問の言葉。この言葉で何度も記事の書き直しをさせられたなぁ。裏を取らずに「真実」ばかり語りたがるという点において、私は成長していない。

・「憲法の前文を書け
中学と高校の社会科の定期試験の問題(出題者は別人)。解答欄が広々としていた。
答はここ参照。

・「漢詩の本当の美しさは原語で聞いてみないとわからないんだよ。
高校の国語教師の言葉。漢文の授業が訓読で行われていることをぼやいて…。

最後は天然ボケを…
・「おまえ、どこの法学部受けるんだ?」…「え?工学部受けるつもりなんですけど(私)」
高校3年の定期試験中の監督教師と私の会話。当時、志望先毎でクラス分けされていて、私は理系クラスだった。このやりとりで教室内大爆笑。今にして思う。教師の言うことは聞いておくもんだ…^^;。

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2008年2月26日 (火)

私は日本人だから、そして、私は人間だから

我ながら意味不明なタイトルではある。
「問う女」(中島みゆき 著、幻冬舎 刊)をとりあえず一回読んでふと思ったのが、これ。

この本、かなりごつい。
喉元に何度もナイフを突きつけられるような文の塊である。
著者のアルバム「生きていてもいいですか」につながるような小説である。
いや、小説の形をとった、ある種の宣戦布告かもしれない。

結びの主人公の独白を引用する

------引用開始(太字等の強調は引用者による)------
「――――行って来ます。どれだけ長くかかるかわからない旅だけど、メャオを娘に返したら、私はきっと帰ってきます。
日本人しかいなければ安全だと嘯く彼等の国へ、私は、日本人である私を、強制送還します

------引用終了------

「彼等の国」は日本であり、「私」もまた日本人である。
しかし、「彼等」と「私」は絶対に相容れない。
だからこそ、帰国を「強制送還」と読み替えている。
そして、帰国した「私」は、「日本人しかいなければ安全だと嘯く彼等」の傲慢を脅かす存在たらんと宣言している…ように読めるのだ。

この宣言にこめられたとてつもない怒りを、怒りと感じられない(受け入れられない)者も多いだろう。
極めて残念なことだが、今年に入ってから起きた諸々の事件、特に沖縄の少女暴行事件にあたっての一部のマスコミに賛同する立場のものたちからは、絶対に受け入れられまい。
もちろん、過去の歴史に目を背けて「日本は悪くないんだもの」と駄々をこねているものも。
彼らはこの怒りを認識する能力に欠けているのだから。

しかし、私はこの宣言に賛同する。
弱者を排除して偽りの安全を謳歌する彼等に、怒りを表明する。

それは何故かと問われるなら、こう答える。
「私は日本人だから、そして、私は人間だから」

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2008年2月23日 (土)

絶句・暗然

まだ引っ張ってしまう、沖縄の事件
かめ?様のところに寄せられたコメントの内容に、絶句した。

沖縄の米兵による少女暴行事件で、これで反基地運動の側が喜んでいるだろうという「外道」がいるという。(「人々」とか「連中」とかの表現ができるほど、あたしゃ人間ができてない)

しかも、その一部は報道関係者で、コメントを入れてくださった方に「少女暴行事件でブームになっている辺野古に関する運動」と言い放ったそうだ。

余りにも酷すぎる。畢竟、人は自分の水準でしか他人を見えないものだろうが、それにしても酷すぎる。
弱者である他者に対して行われた行為を利用するなんて、下種な発想がさらっと出てくるところが恐ろしい。想像するに、そういう発想を自然にできるということは、自分がこれまでそういう発想で生きてきたからなのだろう。利用できるものは(倫理的にどうあろうと)なんでも使え…ってか?

特に怒りを覚えるのが、報道に携わるものがそういう発想をしたということ。目の前にある事実を無視して、自分の主観にあう情報を追い求めていることの醜さに気づいているものはいないのか。

報道人が自己の主張を持っちゃいけないなんて馬鹿なことをいうつもりはない。
むしろ、報道人だからこそ、自分の立ち位置を把握して自分なりの主張を明確にしておかなけりゃいかんだろうと思う。
ただ、その主張は「事実を以って真実を語らしむ」という手法でしか表現しちゃいけない。
それが鉄則だ。そして、事実はニュートラルに受け入れなきゃいけない。事実が自分の主張と異なっているなら、自分の方を疑わなければならない。
それでなければ報道はただの床屋政談以下の価値しかなくなる。

報道人に言いたい…歴史に学べ。
それはあなた方にとっては容易なことのはずだ

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2008年2月21日 (木)

いや 一概に否定はしませんが…神奈川県様

県立高等学校における日本史必修化に向けての取組みを始めます
だそうである。
いや、べつに必修化という字面を否定するつもりはないのだが、あの神奈川県というところに非常に危惧を覚えるのだな。

-------神奈川県記者発表資料より引用開始---------
2 「日本史A」「日本史B」を履修しない場合、「新たな学校設定科目(神奈川の郷土史を学習する科目、近現代史を学習する科目)」を必ず履修する
-------神奈川県記者発表資料より引用終了---------

高校のときの歴史の教師が大変にぼやいていた。
曰く「本当は近現代史を教えたいのだが、学説・解釈が多様で大学入試の範囲でもない・履修時間も限られているから、そこまでできないのが悔しい」…と。

確かに、多種多様な解釈が成り立つ日本の近現代史…なんせ沖縄での集団自決が軍命によらなかったなんて珍説まで飛び出す近現代史…それを必修科目で教えるのは、かなり無理があるだろう。
社会に飛び出す生徒にとっての「常識」が、世間様(特に諸外国)と一致しないと大問題だからね。

その壁をあっさり乗り越えましたね<神奈川県

いや、良いんですよ。神奈川県の高校卒業生が、赤っ恥かかないような内容を教えてくれれば。
でもねぇ、リンク先の記事にこんな文言を見ると非常に不安になるのだな。

-------神奈川県記者発表資料より引用開始---------
平成18年に改正された教育基本法では、新たな教育目標の一つとして、伝統・文化の尊重や、我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重することなどが掲げられました。
-------神奈川県記者発表資料より引用終了---------

「(四の五の言わずに)国を愛せ」ではなく「愛される国を作ろう」が正しいと思うわけで、「国を愛せ」という観念の下で行われる日本史教育は、過去の事実に無批判なものになるのではないかという不安ばかりが大きくなるのだ。
まして、あの神奈川県では…(しつこい

こんな歌の歴史観による教育内容なら大歓迎なのだが…無理だろうな(-_-;)

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2008年2月19日 (火)

どうにもやりきれない(-_-;)

この間、当ブログでも署名のお願いを掲載した件について…

こんな記事

こんな記事

私は(主観的には)後者の記事の立場に立つものであるが、
某方面で前者の記事の立場に立って発言した結果、そこの常連さんたちから「しつけ」を教えられている「大学生」がおる…
但し、ご本人は「しつけ」を教えていただいている、ありがたい立場にあるとは毛頭考えておられないのが…痛々しい。
ただ、教えていただいているだけでも良いのかもしれないなんぞと考えてしまうのが、後者の記事に出ている「電話までかけてくる」人々…あえて記事にされるということは相当数いるということなのだろう…

他人の痛みを完全に共有することは不可能だけれど、共有しようとする気持ちを持てるか否か、その人間が「しつけ」をうけてきたかによるところが大きいのかもしれない…と思う今日この頃。

そして、しつけを教えてもらえないまま大人と呼ばれる年齢になってしまった人が多いのだろうと疑ってしまうことが…辛い…。

infoseekの辞書検索で引いてみた。
しつけ:子供などに礼儀作法を教えて身につけさせること。また、身についた礼儀作法
処世術:生きてゆく術策。世渡りの術

しつけと処世術の区別もつかないやつらが、他人の道徳やモラルを云々するんじゃねぇ!!

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2008年2月16日 (土)

2月17日までです

前記事関連の報道各種

沖縄タイムス(1)
沖縄タイムス(2)

琉球新報(1)
琉球新報(2)

それでも、民間地上空で爆音をまきちらしている…

琉球新報(3)

こんな状態がおかしいんじゃない?と思われた方は
こちらから署名をお願いします。

…今回はリンクだらけの記事になってしまいました。
全国紙ではあまりとりあげられてないみたいなんでご容赦ください。

でもね、沖縄だけの問題じゃないんだよね。
岩国駐屯の米兵による同種(集団暴行だったからもっと悪質?)が逮捕見送りになったのは去年のことだし…
横須賀では何年か前にパートの女性が小金ほしさの米兵に殺されてるし…

こんな歌もきいてみてください→阿檀の木の下で 中島みゆき 歌詞情報 - goo 音楽

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2008年2月14日 (木)

ちっぽけなことと笑う人もいるだろうけど…

みんななかよく様で教えていただきました。

ちっぽけなことと笑う人もいるだろうけど…
私に今できることはこれに賛同の署名メールを送ることでしかない。
もし、以下の文にご賛同いただける方はよろしくお願いします。

中島みゆきさんの歌が好きで「中島みゆき」検索できていただいた方なら、みゆきさんの歌を思い出してみてください。
きっとご賛同いただけることと思います。

★団体・個人のみなさまの賛同を募ります。
お名前(団体名)を日本語とアルファベットで、17日(日)までにお送りください。
送り先:ajwrc.shomei@gmail.com

--------------------------------------------------

内閣総理大臣  福田康夫 様
外務大臣    高村正彦 様
防衛大臣    石破 茂 様

アメリカ合衆国大統領 ジョージ・W・ブッシュ 様 
アメリカ合衆国特命全権大使 ジョン・トーマス・シーファー 様 
在日米軍司令官 ブルース・A・ライト 様

在沖米兵による女子中学生性暴力事件に抗議し、
公正な事件解決と根本的防止策を要求します。

私たちは、昨年の沖縄、広島における性暴力事件に続いて、2月10日、またもや米軍人・軍属による悪質な性暴力事件が繰り返されたことに、やりきれない怒りを覚えています。

過去60年以上、米軍基地周辺では、女性・少女に対するさまざまな性暴力事件が繰り返されてきました。その多くは通報もかなわず、また、たとえ被害者が勇気をふりしぼって届けても、起訴されなかったり、日米地位協定に阻まれて正当な取調べや処罰が行われないまま葬られてきました。日本政府は被害防止のための適切な措置をとるどころか、補助金交付などを利用して、不満の声を押さえつけようとするばかりです。

もうたくさんです。これ以上、女性・少女の人権と地域の安全を無視したまま、日米軍事同盟を強化する在日米軍再編を私たちは容認できません。私たちは、再び被害を招いた日米両政府に抗議し、次の2点を要求します。

1.当事件の解決にあたっては、性暴力という犯罪の性質を適切に考慮しながら、公正な捜査と処罰がなされることを確保すること。

私たちは、被害者の少女の行動を責めるような言説が今回も流通していることに強い懸念を抱いています。性暴力被害者の「落ち度」を理由に加害者を免罪するような事件処理は、二度と繰り返されてはなりません。
適切な知識と経験をもつ専門家による暴力を受けた少女の心身のケアと、家族への適切なサポートがなされること、公正な捜査と加害者への厳重な処罰、被害者への真摯な謝罪と補償が行われること、また被害者のプライバシーに配慮しつつ、透明性と説明責任が確保されることを求めます。

2.基地周辺における性犯罪その他の暴力を防止するために必要なあらゆる措置を、地域政府・住民・女性団体・市民団体との協議の上でとること。

高村外務大臣は、今回の事件について「国民感情からみて、日米同盟に決してよいことではないので、影響をできるだけ小さく抑えるようにしたい」と、なお女性の人権よりも日米軍事同盟を優先する発言を行っています。しかし、軍事同盟こそが女性の安全を危うくしているのです。私たちは、日本政府が今後の再発防止のために、日米地位協定の再交渉や行動計画策定を含め、必要なあらゆる措置をとること、基地周辺地域の自治体・住民、および市民団体や女性団体と十分な協議を行うことを要求します。

よびかけ団体

アジア女性資料センター
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
ふぇみん婦人民主クラブ

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2008年2月13日 (水)

買っちゃった

いろいろ悩んでいたけれど、仕事上の都合もあって買ってしまった…デジタルカメラ。
今月型落ちになる機種が、Yカメラで在庫処分の値段をつけていたので衝動買い(笑)。

衝動買いとはいえ、いろいろ条件は考えた…
その1:キャノンは対象外(労働者を大事にしない会社の製品が消費者に優しいわけが無い<偏見)
その2:CCDのサイズが1/2インチ以上
その3:レンズがレンズらしい形をしていること(小さなサイズのズームレンズだとTELE端の開放F値が極端に落ちたり、周辺歪がでたりすることがあるのでいやなのだ)
その4:値段(デジ一はまだまだこれから良くなると思うので今回対象外。デジ一よりはっきり安くなきゃ、嫌じゃ)
その5:マクロ撮影ができること(仕事でも趣味でも、これ大事)

その結果…昔持っていたオリンパスのL型に似た形のものになった。
かなり図体はでかい。とはいってもデジ一よりは軽いし小さい。
液晶ファインダーが大きいことと、形状が支えやすいことも良い<これ、非常に大事。L型はファインダーがどうにも小さくて遠くて手放した(支えやすかったけど)。
AFの合焦はとろいけど、マニュアルモードがちゃんとあるから良しとしよう。
液晶ディスプレイもチルトができるので、地べたで撮るのには便利そうだ。

しかぁし…Yカメラの分類では「マクロ撮影が得意」のはずだったのに、ちぃとも得意じゃない。
そりゃ1センチまで寄れたよ…ワイド端では…。
…寄れただけで、ワイド端特有のゆがみは出るし、ろくなもんじゃない<私の確認不足です^^;

結局、在庫処分の値引き分はPLフィルターとクローズアップレンズに化けてしまった(-_-;)

まぁ、今ある銀塩のレンズ資産が流用できるデジ一が安くなるまでこれを使おう。
そのときには大枚払ったF2.8の100ミリマクロが活きてくる…カビ生やさないように注意しなくては…。

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2008年2月12日 (火)

夜会vol.5 花の色は…

久々の中島みゆきさんネタである。

ネット上の古本屋さんで探して、幻冬舎版をGET!
(世の中便利になったものだ(^^))

読んでみて、「そうそう、これだよ!」とちょい感動。
とにかく、注釈が多い。
多いんだけど、それが苦にならない。
なるほどなぁ…
愛する人を待つという行為、それを美徳とするのは他人の勝手な解釈。
本当に愛しているなら、会いに行くものだ。会いに行くための時間は愛するものたちのためにある。
納得…である。

DVDのビデオではよく聞き取れなかった長回しの台詞も、活字になるとよく判る(…気がする)。

あれやこれやと他人がくちばしを挟む。それがどれだけ本人を傷つけるか…他人は判ろうともしない。
みゆきさんの歌に共感できるのは、多分この感覚なんだろうな。
愛という範囲にとどまらず…。
この夜会では歌われなかったけれど、「裸足で走れ」がこの感覚だと思う。

さて、もうちょい読み込もう。

裸足で走れ 中島みゆき 歌詞情報 - goo 音楽

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感謝…です。

昨日のアクセス数を見て、ブログ主の私がびっくりしています。
かめ?様のところへ送ったTBを承認していただいたからだと思いますが、こんなおそまつなところにまで見に来てくれる。
それだけ、岩国のことが、みんな気になっていたんだ…。

本当に、他人事じゃすまされないんです。
すませちゃいけないんです。

それを、わかっている人が大勢いる。
それをあらためて教えてくれたみなさんに感謝します。

沖縄ではまた事件が起きましたね。
何故あのような事件をひきおこしてまで軍隊が必要なのか?
これからもこつこつ考えていきたいと思います。

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2008年2月11日 (月)

希望はある

希望というより妄想の域かもしれないが…
岩国市長選の投票率は76%
先だって行われた大阪府知事選は48%
そして、岩国の票差は2000票。

岩国市長選により、衆議院山口2区は補欠選挙が行われる。
ここに希望がある。
それまでに、新市長の利益誘導が実施できなければ…
井原氏が衆議院に打って出て、軍都岩国での経験を基に国政の場で活躍してくれれば…
村野瀬様のところに掲載されていた大阪と岩国のバーターなんて芸当をやってくれれば…
新しい地方自治の形が見えてくるかもしれない。

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兵糧攻めかよ

岩国で現職が負けた。

あれだけ予算を絞られたら。そりゃ負けるだろう。
新市庁舎への着工後の建設費補助の停止なんてのは、やられた側にはたまらない…。
岩国の人たちに「おまえらだけは清貧でいろ」なんてことは言えない。
兵糧攻めに耐えられなかったことを責めることはできない。
これから、岩国向けのバラマキが始まるだろうけど、これだけは忘れまい。

その金は俺たちの税金から出るんだぞぉ!

それも、何かに回される筈の予算が削られて…

それでも、たった有効投票約9万の中で、たったの2000票差。
そこに望みを持ちたい。

苦しい闘いを戦い抜き、これからも戦っていくであろう岩国の皆様に敬意をこめて…。

《人民を害する権利は、人民自身にしかない》
田中芳樹 「銀河英雄伝説5」創元SF文庫334ページより引用
これは即ち、人民の幸福を実現する権利は人民にあるということでしょう。

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2008年2月 6日 (水)

憲法を無視する教育って?<神奈川県教委

やなニュース

神奈川県教育委員会が、学校行事で君が代斉唱時に起立しない教職員名を報告させていた件。
神奈川県の県個人情報保護審議会が「不適当」とする答申を出したのに対し、その答申を無視することにした…とのこと。

公表した理由が…呆れた。
「思想信条に従って不起立などの行動をされては、学校運営に大きな支障がある」

思想信条にしたがって行動するのは、憲法に保障された権利を行使するという日本国民の鑑ではないか。
それを不都合とは、県教委の考える学校運営=生徒をどう育てたいのかという根本が狂っているとしかいいようが無い。
上意下達、お上に逆らわない、権利を主張するとは不届千万なんて考え方が透けて見える。
おまけに、同県の審議会が思想信条に関する個人情報の収集を禁止していることも無視。
立憲主義はおろか法治主義という概念も捨てて、権威主義・事大主義に向けてまっしぐら。
こんな教育を受けたら、どんな大人ができるんだろ?
過労死しても自己責任、お上の言うことはご無理ごもっともと無批判に受け入れ、それで溜まったストレスは弱いものいじめで発散…あ、今の勝ち組候補(GWの折口とか、和民の渡辺とか)そのものじゃん。

もっとも子供だってそこまで馬鹿じゃないだろ。
起立して君が代の替え歌を歌ってみせるくらいのことは当たり前にやって…やってるよね<期待。

歴史と国語をまともに教えていれば君が代の「君」=「emperor」なんてのは常識だ。
…「君」=「you」と解釈させているという悪い冗談を聞いたような気もするが、きっと気のせいだ。

私が子供の頃も中学3年位になれば、一応起立はしたが意地でも歌うかってのが何人もいたな…
だって、そういう行事に出てくる「立派な」大人たちは「君たちは日本国民としての義務を果たせ」とかなんとかアジるんだもの…主権在民の精神に基づいて君が代なんざ歌いませんでしたよ、素直な子供たちでしたから(笑)
高校では君が代斉唱なんて最初から式次第になかったような気がする。替わりに校歌斉唱だったような…。

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2008年2月 5日 (火)

創元SF文庫が面白い

今、ちょっと気にしている文庫がある。
東京創元社の創元SF文庫である。

世間の風潮からすれば「売れ線じゃねぇ!」という代物をとにかく文庫化してくれる。
以前記事にした「未知への飛行」の原作(ネタバレのタイトルだけど明かしてしまえ…『未確認原爆投下指令 フェイル・セイフ』という題名)も邦訳している。

SF雑誌が複数の出版社から発行されていた頃、ある意味で日本の作家が台頭していた時代、日本の作家には目もくれず(鼻もひっかけられず…が実態だったのかもしれないが…)海外SFの邦訳に絞り込んで出版を続け、ブームが去った後も頑固に継続していたのがこの文庫だった。

それが、田中芳樹の『銀河英雄伝説』を再々文庫化し、今度は眉村卓の『司政官全短編 (創元SF文庫 ま 1-1)』を文庫化した。
かなり嬉しいことだ。
『銀河英雄伝説』は、まぁビデオも売れたそうだから商売として成り立つと踏んだのだろう。
『司政官』は驚いた。
日本SFで避けては通れない作品群とはいえ、映像化されたわけではなく、はっきり言って…地味…な作品。
官僚制度に題材をとり、官僚制度の中で葛藤する主人公(複数)を描いたこのシリーズ。
ハヤカワで『引き潮のとき』が販売終了となってから、入手を諦めていた。
この勢いで、同じ作者の手になる『EXPO’87』や『産業士官候補生』、司政官シリーズの2長編、『不定期エスパー』も出してくれないかな?

この人のインサイダーSF論は、一時雑誌の紙面も賑わせてくれた。
不思議というか当然というか、この人に反論の陣を張った人の中にはアウトサイダーを気取りながらエンターテイメントの罠にはまり込み、後の作品が徹底的にインサイダー風味(古代ローマにおけるサーカス)になってしまった人もいる。…狼の時代までは良かったのだが<H氏

司政官も主人公はインサイダーなのに、作品に流れる空気はアウトサイドというか、体制批判のにおいがする。

田中芳樹氏なども、子供の頃、きっとこの人のジュブナイルを読んだのだろうなぁ…とうかがわせるにおいである。

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2008年2月 2日 (土)

暴力に屈する社会

かめ?さんのところで教えていただいたこの事件

日教組の教研集会が、予定していた会場《グランドプリンスホテル新高輪》の使用を断られて、同集会の50年以上の歴史上初めて全体集会が開けなくなったという。
教研集会とは、現場の教育実践の成果を発表して、その経験を水平展開するためのもの。
時の政府が思い出したように作っている「識者」を集めたなんちゃら再生会議とは、質量ともレベルの違う現場ならではの経験の持ち寄り・共有の場である。

この件、いくつか大きな問題があると思う。

その一
プリンスホテルは昨年三月に一旦会場使用の契約をしておきながら、昨年十一月に契約解除を通告。
この行為に日教組側は法的措置(契約解除の無効・契約の実施を求める仮処分と推定される)をとり、東京地裁、東京高裁とも日教組側の言い分を認めている。
にもかかわらず、プリンスホテルは契約解除を強行した。
つまりは、営利企業として民間の警備会社に金を払ってまで契約を履行するコスト(&お客様の利益を守るというホテルとしての名誉)よりも、一部暴力集団の脅しに屈して失う信用の方が少ないという判断をしたといっても良いであろう。

その二
日教組はなぜ営利企業に開催場所を求めたのか。
予定していた規模(2000人)程度なら、地方自治体関連の箱物でも十分間に合うはず。
昨年、私も行った東京国際フォーラムならホールAで3000人収容だ。ここは民間企業の社内行事にも貸し出している。数ヶ月程度の空き待ちをすれば借りられる<実際、社内には内緒でこの場所での社長演説会(社内向け)を計画し実行した会社を知っている。
地方自治体は何をしていた?
ひょっとして、真っ先に暴力に屈して日教組からの会場使用を断り続けていたのではないか?
特に東京都および隣接3県…都知事の政治姿勢は知れ渡っているが、プリンスホテルと日教組の問題がこじれたときに代替案を出せなかったというのは各知事の暴力集団への姿勢が問われるだろう。
民間企業よりも先に暴力団体の脅しに屈していたという傍証として…
あと、警察。
こういう事態を「民事不介入」などといっておいて「暴力団追放キャンペーン」はとおらんよ。
公安部は右翼だって調査対象だよね。

まさか、行政組織あげて暴力団体の支援に回っている?
冗談…ではすまない、いやぁな時代の風潮だ。

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