« 情け無い… | トップページ | 創元SF文庫が面白い »

2008年2月 2日 (土)

暴力に屈する社会

かめ?さんのところで教えていただいたこの事件

日教組の教研集会が、予定していた会場《グランドプリンスホテル新高輪》の使用を断られて、同集会の50年以上の歴史上初めて全体集会が開けなくなったという。
教研集会とは、現場の教育実践の成果を発表して、その経験を水平展開するためのもの。
時の政府が思い出したように作っている「識者」を集めたなんちゃら再生会議とは、質量ともレベルの違う現場ならではの経験の持ち寄り・共有の場である。

この件、いくつか大きな問題があると思う。

その一
プリンスホテルは昨年三月に一旦会場使用の契約をしておきながら、昨年十一月に契約解除を通告。
この行為に日教組側は法的措置(契約解除の無効・契約の実施を求める仮処分と推定される)をとり、東京地裁、東京高裁とも日教組側の言い分を認めている。
にもかかわらず、プリンスホテルは契約解除を強行した。
つまりは、営利企業として民間の警備会社に金を払ってまで契約を履行するコスト(&お客様の利益を守るというホテルとしての名誉)よりも、一部暴力集団の脅しに屈して失う信用の方が少ないという判断をしたといっても良いであろう。

その二
日教組はなぜ営利企業に開催場所を求めたのか。
予定していた規模(2000人)程度なら、地方自治体関連の箱物でも十分間に合うはず。
昨年、私も行った東京国際フォーラムならホールAで3000人収容だ。ここは民間企業の社内行事にも貸し出している。数ヶ月程度の空き待ちをすれば借りられる<実際、社内には内緒でこの場所での社長演説会(社内向け)を計画し実行した会社を知っている。
地方自治体は何をしていた?
ひょっとして、真っ先に暴力に屈して日教組からの会場使用を断り続けていたのではないか?
特に東京都および隣接3県…都知事の政治姿勢は知れ渡っているが、プリンスホテルと日教組の問題がこじれたときに代替案を出せなかったというのは各知事の暴力集団への姿勢が問われるだろう。
民間企業よりも先に暴力団体の脅しに屈していたという傍証として…
あと、警察。
こういう事態を「民事不介入」などといっておいて「暴力団追放キャンペーン」はとおらんよ。
公安部は右翼だって調査対象だよね。

まさか、行政組織あげて暴力団体の支援に回っている?
冗談…ではすまない、いやぁな時代の風潮だ。

|

« 情け無い… | トップページ | 創元SF文庫が面白い »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224266/17926243

この記事へのトラックバック一覧です: 暴力に屈する社会:

» プリンスホテル不泊運動 [変なこと]
グランドプリンスホテル新高輪が日教組の全体集会へ使用する会場の契約を一方的に解除したそうです。一旦、5月に契約をしながら11月になってホテル側が右翼団体による抗議活動の可能性などを理由に一方的に解除したそうです。そこで、裁判所に申し立てをし、裁判所は申し....... [続きを読む]

受信: 2008年2月 2日 (土) 11時00分

« 情け無い… | トップページ | 創元SF文庫が面白い »