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2008年10月23日 (木)

あたりまえ

ここのような過疎ブログにコメントしてくれたりTBくれる人は、自明のこととして見解を共有できていると思うんだけど…
知識量が多いことを以って、その人物が衆に秀でているとは限らない!!

「自分はあの人の本を読んだ。この人の本も読んでる。」
といくら強調されてもねぇ…
問題は、それを読んで自分はどう感じたか、どう考えるかってことであって、読んだだけでは積読と大して変わんないじゃないか…。
(図書館等で借りて読んだ位で偉そうな態度をとるくらいなら、印税を払う積読の方がまともじゃなかろうか)
「読んだ」という一事を大層な御旗のように掲げられても、せいぜいのところ閉口するしかないなぁ。

まぁ、この歳まで生きてるといろんな人に遭うわけで、高学歴といえども決して知性が優れているとは思えない人物にもけっこう遭ってるわけよ。
そういう手合いに限って、「あいつは物を知らない」と言いたがるんだけど…。
面白いことに、「物を知らない」相手のいうことは端から聞く耳持たないくせに、同じことを著名人が言ってると簡単に受け入れるんだな、これが。
こういう手合いは、私基準では「頭が悪い」ということになる。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おはよーーーー、ございます。
小さく死んで、3日後に生き返った毒多でございます(爆)。
辛辣なエントリーですね、ガハハハハ。
池田晶子なんかが、過去の高名な哲学者をトレースしたり、研究だけして「哲学者」を自称している「哲学研究者」(アカデミー)を叩き倒したのを思い出しました(笑)。

ワタシなんぞ、知識がある、というか、小難しい本を読破出来る人は羨ましくなってしまうんですが、まあ、たしかに読破したことを報告されてもね。
読んで、で、どう思うんだ、ってのも大切かもしれませんが、で、どう「生きること」に繋がるのかってのを考えてしまいます。

まあ、サブカル雑記帳の下等遊民さんなんかの知識の披露は、待ちどうしいですけどね。頭の良し悪しもあるかもしれませんが、つまり、やっぱり人徳かな(爆)

投稿: dr.stonefly | 2008年10月24日 (金) 08時31分

こんばんわ~

毒多さん 復活おめでとうございますぅ。
いや、自分では辛辣なつもりはないんですがねぇ…。
読む人によっては受け止め方も違うでしょうねぇ?
それが人の繋がりの面白さでもあるんですけどね。

>で、どう「生きること」に繋がるのかってのを考えてしまいます。

そ、そ、そこです。そこが肝心なところでして。
知識はツールにしか過ぎないのですね。
弁慶の七つ道具が牛若丸に通用しなかったという故事もありますからねぇ。

投稿: とみんぐ | 2008年10月24日 (金) 19時13分

ご指摘の点、痛感の極みです。
自ら小説を書き劇団を立ち上げる同級生や、義務教育の内に米語を終えて二外を始める友人を持った身としては、「16にもなればカントを解して当たり前」という扱いを受けておりました。何せ、日本中の高校生(九十年代)は週に二十冊の読書を行うものと確信し、その半分にしか届かない自分の活字離れを嘆いておりましたもので。

必然的に他の方と接する時も、当然自分が持つ教養は相手もとっくに修めているという前提で会話致しております。理系の私でも読んでいる書なら、文系の人は知っていて当然ですからね。
その上でなお、「いま、ここ」にしか生じえない言葉のやり取りを楽しむのが小さな喜びとなっておりますので、先哲の書物にわざわざ言及する必要は薄いと感じています。
私達は皆、あらゆる書物を一読しただけで理解・吸収できるのですから、いまさら「啓蒙されるべき蒙昧な衆愚」など何処にもいないのです。

投稿: 人生アウト | 2008年10月28日 (火) 06時25分

人生アウトさん

>、「16にもなればカントを解して当たり前」という扱いを受けておりました。

なんつう高校生じゃ(?_?)

それはさておき…
先哲の書に頼ることなく言葉を綴って欲しいと思うことはままありますが、これは贅沢な願いというものでしょうね。
>いまさら「啓蒙されるべき蒙昧な衆愚」など何処にもいないのです。
啓蒙したがる(以下略…
が迷惑なんです、いや、リアルで何度往生したか(^^ゞ

ところで、人生アウトさんの復活はいつ、どこなのかな(笑

投稿: とみんぐ | 2008年10月28日 (火) 20時22分

数学は二十代で勝負がつくが、哲学は十代で勝負がつくと聞いたことがありますが。
まあ、哲学なんかやらない方がいいです。本人はちっとも幸せになりませんから。周囲を幸せにすることはできても。
(本人が幸せで周りが迷惑なら、それは…ははは。)

ともかく、いわゆる「啓蒙の書」「必読の書」の類は、気合いを入れて読むものではないです。若い時に、エロ本を読みふけるのと同じ感覚で、のめり込んでしまうもの。
そして、血肉と化したそれを捨てる――抜け殻を捨てることで、はじめて私達は現代社会に復帰することができる。
というのも、あらゆる思想あらゆる哲学は、それぞれの時代状況の中で生まれたものだから、「本質」の部分と「表層」的な言葉は切り分けなければならないんですね。本質の部分は歴史も現代も共通してあるけど、表層的な言葉は状況に応じて変化する。
だから、一度読んだ本は捨て、本質のみを携えて現代に復帰することで、「今ここ」にふさわしい表現を獲得することができる。

けれど、ろくな人生を送って来なかった人はいます。彼らは何も「本質」を獲得できなかった人です。あるいは、現代に復帰できなかった敗者です。
だから、己の頼るよすがとして「啓蒙」にしがみつく。ただ、「悪魔でも聖書を引くことができる。身勝手な目的に」とシェイクスピアにあるように、本質を解さないまま表層的な言葉だけ並べることは猿でもできる。
若い時のアノ哲学衝動さえ無く、現代に活かすべき思想を生みだす力もないから、おままごとのように僅か数冊数十冊の本で商売をやる(笑)。

幸いなことに、こうした人はろくな過去を送ってこなかった――未来も大したことないと自分で気づいた人達です。(だから、せめて「現在」を飾ろうと必死になるのですが)
言い換えれば、ある程度未来のない人間がかかる病です。ほうっておけば生物的な死は近いです。寿命で。

投稿: 人生アウト | 2008年10月30日 (木) 17時09分

たしかに、知識の量を誇るのは虚しいことですし、物知りが徳を身につけているとは限りません。
そうは言っても、頭がいいとか悪いとか以前に、基礎学力が無さ過ぎると言わざるを得ないケースもあるわけで、例えば国会議員になろうという人は、立憲主義の何たるかぐらいは知っていて欲しいわけです。まあこれは極端な例ですが、知らないことが悪いのではなく、(調べればすぐに分かることを)知ろうとしない態度こそが問題だという場合もありますね。

投稿: 非国民 | 2008年11月11日 (火) 04時04分

人生アウトさん
>本質の部分は歴史も現代も共通してあるけど、表層的な言葉は状況に応じて変化する。

「温故知新」は、論語だったでしょうか?
人は他者と関わる中で、「本質」をいろいろな形に翻訳して生きているものだと思うのですがねぇ…。

>若い時に、エロ本を読みふけるのと同じ感覚で、のめり込んでしまうもの。

えぇ、ガキの頃のめりこみましたですよ(次記事参照)
でも、のめりこみ放しにはなれませんでした(^^ゞ


非国民さん
こんなところへようこそおいでくださいましたm(__)m
>知ろうとしない態度こそが問題だという場合もありますね。

ごもっともです。私がリアルに体験した相手は、概ねこのパターンでした。で、知ろうとしない根拠に己が博識であるという「主張」を持ち出すので、現実と向かい合っていただくという地点に到達するのに苦労した次第です。

投稿: とみんぐ | 2008年11月12日 (水) 23時50分

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