« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

2010年4月30日 (金)

伊豆に風車は似合わない

世の中、エコだそうである。
地球温暖化対策だそうである。CO2削減だそうである。
よって、風力発電だそうである。
伊豆半島にも東京電力が関連会社も使って風力発電所を作るんだそうである。
しかし、発想が間違っている。

大規模プラントをド田舎に作って、そこから需給地に遠距離配電
この発想では、地球温暖化対策なんぞ夢のまた夢だろう。
以前も書いたが、送電線の内部抵抗による発熱は避けられないのだから。

一応東京電力の広報資料から…

電力ロスの少ない高圧送電を進め、平成16年度の送配電ロスは、4.7%となっています。
注目しておきたい文言=「高圧送電」

風力発電の短所
・設置場所が限られる。
・音がうるさい。
・風が弱い日は利用できない。
・エネルギー密度が低い。

風力発電のようなシステムで送電ロスを少なくするためには、発電設備直下に変電設備を設けて昇圧が必要になる筈。当然ながら、その設備には有害物質を大量に含んだトランス等々が必要な訳である。

伊豆と言うと、名産物にワサビが挙げられる。これは綺麗な水でなければ育たない。
で、意外と知られていないのが、伊豆の水源地は案外少ないということ(温泉は結構な塩分を含んでいる)。
一方、伊豆は地震・台風といった自然災害が多いことも周知の事実。
こういった災害時に設備は耐えられるだろうか?
万一損壊したら、特に密閉されているトランスやバッテリの筺体が壊れて内部の物質が曝露されたら…
それが水源地で発生したら…
こういうことを考えるのがリスク管理というものであろう。

さらに言えば、伊豆には中小河川が多い。伊豆半島自体急峻な山が海岸まで突き出しているのは、実際に訪れたことがある人なら周知であろう。
こういった地形を利用した小規模発電所は明治以来各所にあった。
一部は今でも使用されている。(河津大滝にもその遺構がある)

また、太陽発電はどうであろうか?
風力発電所を建設予定の東伊豆町、河津町の年平均日照時間をググってみた。
東伊豆町:1873.9時間(1988~2000 気象庁公式発表)
河津町 :1798.3時間(アメダスがないので、気象庁「メッシュ気候2000」による)
いずれも、日本全国の平均値を大きく上回っている。
この地域における循環可能なエネルギーによる発電ならば、上記の方法の方が合理的に思えるのは私だけか?

ならば、風力発電が東電にとって最善なのであろうか?
答えは「場所による」だろう。
助成金等々の資金調達を除くと、伊豆地区における風力発電は無いだろうとしか思えない

あと、東電も地元の政治にもうちょっと注意した方が良いとも思う。
貴方が頼った町長に対する不満は、地元に鬱積しているのだから…
せめて議会を通さないと後で揉めるよ

-------------5/1 追記-------------
知人から指摘を受けましたので、追記
河津町では、先月の町長選挙で「あの町長さん」が落選。
前町議会議長が新町長に選出されたとのこと。
さて、今後どう進展しますやら…

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2010年4月22日 (木)

既視感

http://naked-kings.blog.so-net.ne.jp/2010-04-18#comments

なんか、どっかで見たような光景だなぁ…と

いや、ただそれだけ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »